6月11日 いよいよワールドサッカー始まる ! ! ワールドサッカー始まっちゃいましたねぇ、 今年の初めから騒いでいたけど、 周りはなんかも一つ盛り上がらない ? 日本が一勝でもすると、又違うのでしょうが。 「エッ 盛り上がってないのはあんただけ」だって。 そうかなぁ? じつは、心配なことがあるのです。 ワールドサッカーの期間中、みんなサッカーに夢中で、 誰も本の検索なんかは開かないんじゃないかしら、ネ どうでしたか4年前は この前のワールドサッカーの時からネット販売されていたお店に訊ねてみたい心境です。 うちは、野球の本はあるけど、サッカーの本は一冊も置いてないしねぇ・・・ まぁ、あきらめて日本チームの応援でもしながら、たまった本の登録でもしますか。 早川ポケミスのレアな初版のきれいな本が、100冊ほど入荷しました。あと横溝正史の絶版も大量入荷 しました。 ガッバって、この期間中に登録UPします。 もし、日本がベストエイトにでも残れば半額セールでもするかなぁ??????? 5月27日 ご無沙汰しました。ネタがないのでまたまた川柳で ! ! * つぶす前 ためしに市へ 持って行く 売れない本を処分することを古本屋ではつぶすと言います、古紙にするのでそう言うのですが それにしても、古本屋とは未練たらしいものです。市にもっていってだれも買手がつかず 「引き」になってはじめてあきらめがつくのです。 * パラフィンを 被せて古書も 夜目遠目 少々古くて汚れた本でも、パラフィンを被せると良く見えるものです。 「エッ それで最近パラフィンを被せた本が増えたのですか?」 いえいえそれはお客様に 古本を気持ちよく読んでいただくためです。 * あの本屋 ネット価格と おんなじだ 最近は古本屋さんも売る前にネットで価格を調べてから、と言うお店もふえました。 でも、そんなお店はつまんないですよねぇ。やっぱり値段は独断と偏見でつけてほしいです。 * エロ本は 売ってる人も エロっぽい 古本屋さんでも、エロ本ばかりを売っているお店の人は、なんとなくエロっぽくみえますが、 みんな好きで売ってる訳ではないのです。そんな本しか売れない場所とかもあるのです。 でも確かになんとなくあの人はエロっぽい。 * お見合いで 初版ですかと つい訊ね なんか、つい言ってしまいそうですねぇ。そしたら女の人が「重版ですが、極美です」とか 言っちゃったりして・・・ * 古書肆と 呼ばれてみたい 3年目 古本屋より古書店、古書店より古書肆のほうが偉いように感じるのはなぜでしょうか? 開店して3年もするとあまり古本屋とは言われたくないみたい * 珍本は 名もない人の 自伝なり 最近は市でもなかなか珍本、稀覯本はめったにみないですが、わっこんな本 見たことないわととびつくと、さほど有名でない人の自費出版の自伝だったりします。 でもこれが読むと以外とおもしろかったりします。有名なひとの自慢たらしい自伝 よりよっぽとましかな?。 古本にまつわる面白い川柳募集中 ! ! 独断と偏見で選んだものを当選作として、このHPで発表いたします。 また当選の方には、ささやかながら当店20%割引券進呈 4月29日 古書組合の市会に行ってきました。 前にもお話しましたが、こんど例の長い名前の兵庫県古書籍商業協同組合の市会に初めて 行ってきました。この前もお話したように、新人は会場作りの応援です。 久々に体力をつかい、翌日も足腰ガクガクしてました。(アァーしんど) しかし、皆さん慣れているとはいえ、実に手際よく会場作りが出来ます。古書会館の30坪ほどの スペースに折りたたみの長机を並べ二段に重ね、そこへ各古書店が持ち込んだ束になった 本をジャンル別に、次々見やすいように並べ、ものによれば、テーブルの下にもならべ、 たちまちのうちに、ちょっとした古書展並みの会場が出来上がります。 会場の設営は組合の中にあるグループに分かれた会が持ち回りでボランティアで行います。 作業中は冗談がでたり、本の話題やなにかで、これがあの無愛想な(ごめんなさい)古本屋さんかと おもえるほど、たのしそうで賑やかです。 しかしいったん並んだ本を見るときは、真剣そのもの、さすが目つきが違います。 封筒に自分が思った金額をいれサインして、(このサインと金額が新人には達筆すぎて読めません) 一番高くつけた人が買う権利を持つわけですが、会場の設営から、入札、清算、引取りまでの 仕組みのなんとシンプルで効率のよいことか! 何百もの商談が2時間足らず間に成立してしまうの ですから、驚嘆のかぎりです。 ちなみにわたしも3件入札しましたが、うち2件買ってしまいました。(高かったかなァ) しきりと入会したては、高く買えと先輩方から言われます。 買ったのは岩波文庫ばかりで、200冊ほど、半分は絶版でどれもきれいな本でした。 4月19日 売り出しも残りわずかとなりました。 ご好評頂きました、一周年記念セールもいよいよ余すところ、一日となりました。 皆様有難うございました。おかげさまでお客様も増えずいぶんと忙しかったです。 金額は割り引いた分余り増えませんでしたが、なによりお客様の数が増えたのが嬉しいです。 来年もぜひ企画したいと思います。(なくならないよう、頑張ります。応援宜しくネ) このところ移動時期のせいでしょうか? 買取のご依頼が多いです。 毎日買い取った本の整理に追われています。もっとも整理しながらつい興味のある本を手にすると 読みふけったりしてますが。 いい本も沢山入荷しました。乞うご期待!!! 神戸はもう桜の花も散り、初夏の陽気です。(今年は花見に行けなかったナァ) のんびり一日温泉へでもいきますか? 4月11日 今日面接にいってきました 皆さんは今日面接に行ってきたと聞くと「ああ、いよいよダ・ヴィンチも古本だけでは食っていけない から就職でもするのか」とお思いになるでしょう。 まぁ可能性はありますが、ハハハッ・・・ 実は当店はこのたび兵庫県古書籍商業協同組合(ながったらしぃ名前です)と言うところに入れて頂く 予定です。 それには厳しい??審査が有り、理事の方々の面接を受けなくてはなりません。 大先輩の理事さんたち5,6人の前で「はい、前から組合に入会した方がいいと薦められていましたし、 もう少し、仕入れのほうも強化しようとおもいまして」 「30年ほど前から本が好きで、ぼちぼち集めていましたが一年前からネットで専業に 販売を始めました。まだ、実店舗はありません」 とか偉い理事さん達の質問に答えるのです。 そのあとで「組合は卸屋さんではありません、あくまで不得意な本を売り、得意なものを買う と言う交換場のつもりでお付き合いください。また、ネットだけの組合員さんも最近は増えましたが、 あくまで組合はお店を持ってもらうのが建前です。頑張ってぜひお店もやるつもりでいてください」 などなど組合員としての心構えをきかされます。 そのあとで「あぁ、それから新入組合員には当分毎週の市(いち)には必ず朝からでて頂いて 市の運営を手伝いながら、いろいろ覚えていただきます。」 何処の世界も新人は厳しいものです。 あすからそれに備えてトレーニングしなくっちゃ!! 随分体もなまってますし・・・ その前に組合に入れて頂けるかどうかが問題ですが。 4月5日 このところチョットお忙し・・ このところ少し忙しいです。おかげさまで売り出しでご注文が増えているのと、買取の本が沢山入荷し その整理とで毎日おわれています。(買取の本は順次アップしていますがなかなか追いつきません) そう、見た目ほど、暇でないのです。 SFの絶版の珍しい文庫やミステリーの絶版、昭和20年代の初版本など、など、結構楽しみです。 そんな中で読んだ本をいくつかご紹介します。(ナーンだ、結構暇じゃん) 1.【南海の金鈴】 ファン・ヒューリック/早川ポケミス 前ご紹介した「柳園の壺」の続編です。ディー判事が活躍する最後のミステリーで「柳園の壺」 よりこちらの方がおもしろかったです。ヒューリックは中国で大使を務めたこともある人だそうで、 物語もさることながら、その中で語られるお茶や酒などの薀蓄にも読むべきところがあります。 2.【慕情】 ハン・スーイン/角川書店 あの有名な映画「慕情」の原作ですが、映画から想像される甘っちょろい恋愛小説とは違い、 これは歴史小説とよべる壮大なドラマ。これほどに情景描写、心理描写が的確で表現の 豊富な作家が居たでしょうか。それはその後の「毛沢東」などの彼女の作品を読めば 納得できます。 なにを隠そう、読みかけで売った値より高く買ったのが、この本です。チキショー 3.【パリの秘密】 ユージェーヌ・シュー/創元社 世界大ロマン全集15 あの「さまよえるユダヤ人」シューの冒険小説、読むとハラハラ・ドキドキの連続 一気に読めます。ただ翻訳が下手、時代のせいか、いい翻訳家がいなかったのか、 翻訳がもう少し良ければ、もっと面白いのにと思いました。 海外ものは結構翻訳の良し悪しで決まるものですよネェ。 4.【日本語の系譜】 中本正智/青土社 各地に残る古い方言、近隣諸国の言葉、アイヌ語、沖縄語などの情報を駆使し、 古い日本語のルーツを探る。言葉の歴史は民族の移動や成立、文化と歴史を語り ロマンがあり、非常に興味を惹く分野です。たまにはこんなアカディミックな本も読むんです。 5.【もの憂げな恋人】 E・S・ガードナー/早川ポケミス・496 ペリー・メイスンものでは、珍しく倒叙的なストーリー展開ですが、実は又別に真犯人がいます。 また、これも珍しく足跡の地図が入っています。まぁ 意外性、展開スピートなどでは、メイスンもの の中でも普通程度の作品ですかねぇー 6.【釣魚雑筆】 S・T・アクサーコフ/岩波文庫 「釣りの技術のなかで、もっとも大切なことは-釣り竿を上手に仕立てる技術である」この一言を読んで 私はこの本を読む気になりました。数ある釣りの随筆の中でも名作です。 又著者の博学ぶりが博物学のレベルにまで発揮され、魚たちの生態から自然までが 生き生きと描きだされています。ただ釣られる魚がロシアの魚で私たちになじみがないのが残念 !! 著者はあの名作「家族の記録」のアクサーコフです。 忙しくてもなぜ沢山の本を読めるかって? 実は諸般の事情で事務所と本の在庫場所が離れていて、 毎日片道40分もバスに乗ってるからです。毎日たいへんダー いま、読んでいるのは岩波文庫のウィルキー・コリンズの「白衣の女」、まだ途中ですが、 大変なミステリー、はじめの部分、物語の設定ではこんなので、上中下の三冊も話が持つのかと 心配しましたが、とんでもない、物語はどんどん広がり、毎日読み進むのが楽しみです。 さすが、岩波 選ぶ本が違うわァ ! ! ! 4月1日 あっと言うまに4月、川柳続きです。 * ブックオフ 教えて客を 追い帰す 「おじさん、ハリー・ポッターの最新号ないですか?」 「あのネェ、この先にネェ、ブック・オフ っ言う店があるからネェ、そこへ行ってみたら」 まぁ、気持ちは分かりますが、お客様は大切にしましょう。 * 古本は 汚れているから 古本だ 開き直りじゃないですが、買ってきて密封してタンスの奥にでもしまっとかなきゃ 新品のようなきれいな本なんて、古本屋さんにはないですよねぇ・・ * 歳とると 和本刷り物 得意なり 歳をとると、知識が増えて和本とかを扱うのではありません。ただ、ただ体力がなくなり、 重い本が持てなくなったからです。 * 2匹目の ドジョウを狙って また仕入れ(古本のともしび洞 サン作です) でも経験からすると、古本は二匹目のドジョウはいるみたい! だが三匹目はいないネェ!! * 貸したまま 返らぬ本が 古書展で 世間ではよくあることです。なかには著者が献呈した本が売られていたり。 皆さんもなにか古本に関するいい川柳が出来たらぜひ、トップページからでも 投稿してください。 3月30日 今回は川柳で 以前古本屋のマーフィーの法則をやりましたが、今回は川柳でいってみようと思います。 * 見た目ほど 暇でないのが 古本屋 皆さんには古本屋は日がな一日、本でも読んで、暇そうにみえますが、 意外と仕事が沢山あるのです。 * 知識より 体力勝負の 古本屋 古本屋は体力がいります。3日やるとそれが解ります、あぁーしんど! * 読みかけの 本売れてまた 買い戻す たまに売り物の本を読んでいると、それが売れることがあります。そんな時その先が 気になってまた売った値より高く買ってしまったりします。バカみたい・・・ * 古本は 逃した本ほど 良く見える 釣りと一緒でつり落とした魚は大きい! 見つけたらためらわずにすぐ買いましょう!!! * 古書市は 男ばかりで 色気なし ほんとに古書市は男のお客さんばかりですねぇ、とくに初日は。でも最近は 女性のお客様もちらほら見かけるようになりました。 * 無愛想が 看板代わり 古本屋 初めて入った古本屋さんで、「いらっしゃませ」と言われた人がいたらおしえてください。 3月23日 ダ・ヴィンチは売出し中!! 売出しが始まって3日が経ちました。期待してた程は売れてないみたい。(毎日50件位くるかなぁと 思ってたけど甘かった?) 注文の数が増えて割り引いた分売上げは売出し前とおんなじ位。 まァ 本なんて食料品じゃないから、安くなったからって買いだめするもんでもないですよねェ・・ 喜んで頂ける方が少しでもふえたので、まァ いいか・・・ 売出し期間中も本の登録はどんどんふやしています。時間がなくて、作業がなかなか進みませんが、 友達から譲ってもらった本など、出番待ちの本が500冊ほど貯まってます、乞 ご期待 ! ! ! 3月17日 おかげさまで一周年!! 早いものでオールトブックス ダ・ヴィンチが開業して、一年がたちました。 何とかここまでこれたのも、ひとえにホームページを訪問して頂いたお客さまのおかげです。 毎日がお客様の訪問数のカウントに励まされ、またお買い上げ頂いたお客さまの喜びの声、たまには お叱りの声に励まされ、何とか頑張ってこれました。皆さん有難う! ! 心より感謝申し上げます。 トップページでもお知らせしておりますように、感謝の気持ちを込めて、3月21日より一ヶ月間 一周年感謝セールとして、ホームページからのお客様といつもお世話になっている、 紫式部スーパー源氏の検索からのお客様に、ささやかなサービスをさせて頂きます。 少しでも喜んで頂けたらと、ご期待申し上げます。 いろんな事がありました。パソコンの上にお茶をこぼして、パソコンがダメになったり、 (おかげで「FFFTP」なんていうツールをしりました)メールの宛名を違えたり(これは今でもたまにやります) 出荷違いはさすがにないですが、注文した覚えがないと本が返ってきたこともありました。 ある日、突然文学全集がダンボール箱に15個も届き運送会社に15000円も支払いさせられたり。 (買取歓迎ですが、皆さん事前にご一報だけはおねがいね!) 又、友人たちが協力してくれ、沢山の本頂いたり、委託して頂いたりありがたいことです。 またこれから一年どんなことがあるか楽しみです。 2月11日 本ばかり読んでるって言われそうですが・・ 「仕事もせんと本ばっかり読んでるんとちゃう?(関西弁)」と言われそうですが、またまた、 読書感想文です。ネタ切れにはこれが一番手っ取り早い?。 1.【ジャコ万と鉄】 梶野悳(トク)三/新小説社(昔こんな文庫がありました。) あの黒澤明が脚本を書き、三船敏郎が鉄、月形龍之介がジャコ万を演じた映画の原作です。 最近では深作欣二監督、鉄-高倉健 ジャコ万-丹波哲郎でリメイクされました。 ニシン漁盛んな頃の北海道の漁村が生き生きと書かれています。最近は上面だけの取材の小説が 氾濫してますが、この作者はじつに詳しく当時のニシン漁を描いています。 ジルバの鉄も収録されていてこれにも鉄が出てきますが、ジャコ万と鉄の鉄とはキャクターと名前は 同じですが、明らかに違う人物です。そういえば昔は名前もキャラクターも同じ主役が違う人物として登場 する小説がありました。坪田譲二の童話善太と三平なんかもそうでしょうか、こういうスタイルも 面白いですよネェ。 2.【春や昔大阪城】 尾崎士郎/河出書房 文章のうまい人の書いた小説は解りやすくて、読みやすいですね。秀吉死後から大阪城落城までの 歴史小説ですが、一気に最後まで読み通しました。流れるような文体、ところどころに講談風な 七五調が入り実にデンポがあってよみやすい。 「悲しく、哀れな夢を残して根こそぎに滅びていった大阪城、豊臣家の末路を偲ぶ城壁のかげに、 今日も薄の穂が風にゆれている」ラストの一行ですが、うまいと思いません? 3.【ユダヤ人】 村松剛/中央公論社新書 こんな解りやすいユダヤの歴史書はうれしい。これ一冊でユダヤと旧約聖書、古代パレスチナの全てが わかりイスラエルの建国と今のパレスチナ問題も理解できる本です。 物語としても面白く考古学のロマンもあり、もっとユダヤの事を研究してみたくなる本。 研究する時間はありませんが・・・ 4.【柳園の壺】 ロバート・ファン・ヒューリック/早川ポケミス・1774 中国唐の時代を舞台の推理小説、ヒューリックは最近見直されまた人気がでてきてるみたいです。 純粋推理小説としてはたいしたトリックもなくどちらかと言えば平凡ですが、なんといっても その舞台設定、唐の街が今に蘇えったような気がして、読者をその世界に連れて行ってくれます。 なかなかのものです。又ポケミスで新しく「南海の金鈴」もでました。これも読まなくっちゃ。 どなたか1959年三省堂発行の「中国黄金殺人事件」お持ちじゃないですか? 高く買うよ! ! 5.【弱った蚊】 E・S・ガードナー/早川ポケミス・309 おなじみペリー・メイスン、だかこの本では珍しく法廷場面が出てきません。メースンシリーズでは 法廷場面が出て来ないのはこれだけ? しかもメースンとデラが偶然か毒殺されそうに、 カリフォルニアが舞台の西部劇のようなミステリー面白いです。 6.【連鎖反応】 フレッド・カサック/創元社文庫 なかなかの本です。読んでいて身勝手で自己本位な犯罪者の主人公をなんだか応援したくなるような 一風変わったミステリー、最後は主人公が死んで終りなのですが(オォーッと ミステリーは最後を バラしてはいけない) それにも裏があって一筋縄ではいかない作家です。 フランスのミステリーは本場イギリスの推理小説と違ってこったトリックなどありませんが、 フランス人はトリックなんて子どもだましとしか考えてないみたいです。 トリックの好きな本格派の人には面白くないかも? これ以外にもあと2〜3冊読んでますがあとはたいしたのがないので、書きません。 2月6日 郵政民営化が・・・・ 世の中郵政民営化で揺れておりますが、私たちのような零細な所まで影響がでました。 突然冊子小包の集荷が2月1日から取りやめになったのです。(うちは郵便局遠いんですよねぇ) 郵便局曰く「今までサービスで集荷していたが、民営化になるので採算が合わない集荷は止めます。」 誰か偉い人が民営化でサービスが向上するとか言ってませんでした? ? ? NTTは民営化で大量に売ったあの株のお金は何処へ行ったんでしょうネェ。 JRは民営化でも元の借金はあまり減ってないみたいだし、いっそNHKが民営になって 民放みたいに受信料タダにならないかねぇ??? 「NHKは民放になっても受信料は頂きます。」 えぇぇー うソー そんなわけで(どんなわけやねん?)ご発注のタイミングで一部のお客様のリードタイムが1日 伸びる場合があります。何卒ご容赦下さい。 「この所ささやきの更新が多いのはひまなじゃないの?ダ・ヴィンチさん?」 ハッハッハァー そのとおり! 古本屋にもニッパチはあるみたいです。 去年の8月もひまだったものナァ・・・ ハァー(ため息) 皆さん宜しくね、ね! 2月3日 復活した迷惑メール やっぱりと言うか、さすがと言うか、2日前やっ突然迷惑メールが復活して入って来るようになりました。 以前よりはまだ少ないですが、毎日7〜8通位きています。削除するのが大変。 しかし、どれもうまい勧誘ですよねぇ、ふっとその気にさせられそうな文面。参考にしなくっちゃ ! ! ホームページ上でメルアドを公開しているとそれを拾われて、メールが来るそうです。 100万件のメルアドを集めるコストが一件1円で100万円、そのうち反応があるのが10%、又そこから 騙される人がそのうちの3%で3000人、一人平均騙される金額が10000円として3000万円。 彼らがやめられない訳ですよ。 気をつけて、怪しげなメールはすぐ削除しましょう。又余りに悪質、執拗な場合は 財団法人日本データ通信協会などの公的機関で相談受付をしています。 当店でも違反悪質メールはそちらへ報告しています。 先日日本の文芸初版本を120冊ほどお客様から買入しました。(ホームページ新入荷リスト参照) 昭和45年から55年くらいまでの本が中心で、この時代の本はほとんどが文庫落ちしてるので 余り珍しい本はありませんが、ほとんど帯付で極美に近く、やっぱり初版本はいいです。 字も大きく読みやすく、本棚に飾っても様になります。装丁も美しく製本も丈夫です。 「本を読むなら初版本・蒐集するのも初版本」 こんな標語できないかなぁ・・・ 1月29日 突然止んだ迷惑メール 去年の6月ごろ、なんとかなんない、迷惑メールと言うタイトルで"ささやき(ぼやき)"ましたが、 あれからもずっと毎日30通くらいの勧誘用迷惑メールがあの手この手できていました。 (なァーんも悪い事してないのにねぇ) キーワードを入れサーバー削除にしても、なにしてもスルーして、最近では入ってないと、寂しい位の もんでした。 それが突然28日の金曜日から迷惑メールが一通もこなくなったのです。 なんでぇーー ??? サーバーさんが何か対策してくれたんでしょうか? それとも悪質業者が一斉に 逮捕されたとか、まさかあのホリエモン逮捕が関係してるって事はないでしょうねぇ? どなたかご存知の方はメールででも教えて下さい。 でもあれだけ来てたのが突然こなくなると、うれしい様な、寂しい様な複雑な気持ちです。 (週明けに溜まって分が一斉に来るんじゃないだろね。) 1月25日 最近のジャリジャリ本。 古本屋も「最近の本も読まなきゃっ」て言うんで最近の作家のミステリーを買いました。 なんとか賞を取った新鋭の作家らいしのですが、その出だしの一行目 "薄夜には雨はやんでいた。" えぇぇ・・・ えぇぇ・・・ 誤植じゃないの? なんじゃーこの文章、薄夜ってなんなの? 作者は自分の造語のつもりで、得意がって使っているのかも知れませんが、 意味を成さない造語は造語でもなんでもないですよねぇ、夜が薄れているから明け方のことですかぁ ? それに止んでいたと言うのは止んだ状態が続いている事なのだから「雨は」は「雨が」ではないと おかしいんじゃないの? ましてこれが主人公の行動の前置きなのだから何をか言わんでありまする。 誰かが言ってたジャリジャリした文章って言うのはこんなのを言うのでしょうねぇ。 まぁこんな作家の作品だから、ストーリーもテレビのB級アクションドラマを文章にしただけのようなもの、 何とか賞と派手な表紙でこんな本を読まされる読者はかわいそうなものです。 読者をバカにすなぁ〜 何か人生幸朗師匠みたいになってきたから、このへんで! ともしび洞さんいつもありがとう。ちなみになんとか賞とは山本周五郎賞でした。 1月11日 お正月に読んだ本。 ネット古書店はお正月も休みなし。でも世間の人がゆくっくりしていると、こちらもなんとなく、 ゆっくりするものです。(さすが大晦日と元旦は注文は少なかったです。こまったねぇ?) おかげで?読書の時間が沢山取れました。そんな本のご紹介 1. 「殺人保険」 著者ジェームズ・M・ケイン 新潮社文庫 これは巨匠ビリー・ワイルダー監督、脚本はかのR・チェンドラーが書き、フレッド・マクマレー、 エドワード・G・ロビンソンが熱演したあの映画「深夜の告白」の原作です。 稀代の悪女とちょっと気の小さい保険外交員が企てる保険金詐欺、何でも見通してしまうベテランの 腕利き調査員、だんだんと追い詰められてゆく犯人たちのサスペンスは読者が犯人になったように ドキドキと迫ってきました。同じ作者の「郵便配達は二度ベルを鳴らす」に劣らない名作! この人の作品が少なく、又翻訳も少ないのが残念!! 2. 「怒った会葬者」 著者アール・S・ガードナー 早川HPB347 あいも変わらずペリー・メイスンかっていわれそう! でも好きなんですよねぇ・・ でもこの本はペリー・メースン物のなかでは、犯人の意外性では一番かも知れません。 娘が殺人犯かも知れないと思う母親が陥る真犯人の罠、法廷で真犯人の証拠を 掴むペリー・メースン、地方検事、や敵対弁護士たちを相手にまわしての法律的な攻防が実にリアルで 面白いです。 3. 「古本綺譚」 著者 出久根達郎 新泉社単行本初版 著者はいわずと知れた我らが商いの大先輩、直木賞作家の有名になる前の一冊 ミステリー仕立なストーリー、独特な言い回し、面白かったです。フィクションか実際の出来事か 区別がつかない物語、たぶんにフィクションだと思いますが、そう思わせない所が作者の力量なのでしょう。 4. 「謎の桃花紅を追う」 著者細野耕三 里文出版 この本は珍しく高価な桃花紅と言う焼き物を買った主人公が贋物ではないかと疑いを持ち、調査してゆく 過程をミステリー風に仕立てたもので、テーマもよく、また焼き物についての考証も良く出来ています。 ただ陶磁器の本としては面白いのですが、主人公がなんの脈絡もなく亡くなっていたり、その妻が 出奔したりはちょっと本筋に取ってつけたようで、頂けません、また文章ももうひとつ (ちょっとななまいきに批評してしまった。ごめんなさい!) ("古本屋は本の批評をしてはいけないよ"出久根さんの声が聞こえるようです・・) 5. 「津軽」 著者アラン・ブース 新潮社文庫 これは文句なく面白い、以前週間新潮に連載されている時読んだのですが、改めて一冊の本で読むと やっぱりいいものです。単なる旅行記でない心の旅をしているような、旅行記 太宰の津軽まで一緒に読んだような満足感がありました。 早くに亡くなったのは非常に残念です。もう少し作品を残してほしかった。 暇だったせいか随分読んだものです! やっぱり、本が好きなんですかネェ・・・ 1月3日 明けましておめでとうこざいます。 皆さん明けましておめでとうございます。今年は神戸は元日から穏やかな暖かい日が続きいい お正月でした。 2日の日には沢山の人が持ちきれないほどの福袋を抱えて大変な人出、 でもみんな中身もわからないのによく買うよねぇ! 昔はデパートでしかやってなかったのが、今は洋服屋から宝石店、雑貨やさんまで、 古本屋さん以外はみんな福袋を売っているって感じです。 古本でも福袋をつくるかなぁ? ミステリー本の福袋とか初版本の福袋、文庫本平常価格3万円分(本は 定価が印刷しているので表示しやすいねェ)2,000円とか。買った人が「福袋に入ってたこの本ダブリだから 買ってよ」とか言ってまた売りにみえたり、「これ平常価格1000円だから10%でいいよ」とかいわれて、 やっぱり無理だね、古本の福袋は。 2日の夜に見るのが初夢だそうですが、皆様ごらんになりました? 私の初夢は豪華なものでした。わが家の本棚に近代文学の初版本がびっしり、夏目漱石、島崎藤村、 どれもこれも、新品みたいな状態で並んでいるではないですか、 ところがこれが自分の本ではないみたいなのです。 手にとろうとすると「それは私が買った本だから、触らないで」とか言う声が聞こえるのです。 そのうちこれは自分の所有の本だと確信できる本を手にするのですが、開くと外はきれいなのに、中に 落書きがあったり、乱丁や、破れがあったり、がっかりしてるとこで目が覚めました。 所詮いい本は全部売っちゃって、結局古本屋が手元に残せるのはそんな本だけって事でしょうか、 ちょっとさびしいねぇ。 今年もがんばります!!! 12月12日 お久し振りです。いよいよ年の瀬 世間では師走年の瀬で皆さん忙しそうにしてらっしゃいますが、古本屋は意外と暇です。 忙しい時は余り本は読まないものねぇ・・・ 神戸で今年もルミナリエが始まりました。この催しも全国的にメジャーになったので、 いまさら説明することもないでしょう。阪神淡路大震災の犠牲者への鎮魂と街の復興を願って 開催されたルミナリエも今年で11回目、私は毎年行っています。 今年も先日いってきました。ルミナリエへは平日のPM9:00からが穴場、それまでは大変な行列ですが、 この時間から消灯の9:30までは柵も取り払われ待ち時間もなくゆっくり見る事ができます。 (ちょっと寒いですけど!!) これから行かれる方へ神戸市民から一言、 "現場にあるルミナリエ募金にはぜひ、少しでも入れていって下さい、 これにより来年のルミナリエも実現します。" ルミナリエをみに行けない方のために、デジカメで撮った今年のルミナリエの写真をお届けします。 ルミナリエ写真(クリックいただければ見れます。) 11月20日 F・グルーバーの新訳 知ってました? ポケミスに F・グルーバーの初登場の新訳がでていたの。 この間本屋さんに行ってびっくり。(古本屋が本屋さんに行くのもへんですね、だけど古本屋もたまには 新しい本も読むんです !) あの懐かしいグルーバーの未訳の彼の第一作の長編。 もちろんジョニー・フレッチャーとサム・クラッグの凸凹コンビの登場です。 「笑うきつね」 「海軍拳銃」 「ゴースト・タウンの謎」どれも面白かったですね、この本も傑作、 最近のミステリーはどうしてこういう軽妙な作品がないのかねぇー・・ 時代ですかねぇ。 この本も読み終わったから目録にまわそかな ? この辺が古本屋の役得です。よろしく ! 11月10日 神田神保町に行って来ました 先日久しぶりに神田の古書店街にいってきました。最近は神田もお客様が減ったと聞いてたけど、 とんでもない、土曜日のせいもあったでしょうが、どこもお客様で満杯。 私がよく通っていたのはもう20年以上前ですが、あの頃と比べてお客様の数もお店の数も随分 増えていると感じました。 あのころよくお世話になった初版本の「田村書店さん」、釣りの本でお世話になった「鳥海書房さん」 版画の「原書房」さん皆さん変わらず、ご繁盛していました。(羨ましい・・) ミステリーでよくお世話になった「泰文堂さん」が見当たらなくなってました。おやめになったのでしょうか? また、以前に比べると女性のお客様が増えてるみたい。昔は女性は学生さんくらいのものだったのが、 若い人から、年配の女性まで見るだけでなく、結構買ってらっしゃいました。(たのもしいなぁ・・・) でも価格はネットのほうが勝ってるみたい、(皆さんご安心を ! !) どれもそこそこの本にはいい値段がついていました。したがって仕入れはゼロ、 自分用に角川のリバイバル「幻の馬車」とM・ウイリアムズの「モダン・ジャズの伝統」の二冊だけ 買ってかえりました。 10月13日 読書の秋 いよいよ本格的な読書の秋です。 本屋さんの中には「昔秋は本が売れなかったので、読書の秋をつくった。」と言うような 皮肉な人もいますが、 ともかく読書の秋です。沢山本を読みましょう(買いましょう?) そこで例のダ・ヴィンチの独断と偏見で秋の夜長にピッタシの本をご紹介します。 ★ 秋はなんといっても翻訳の名作絶版文庫が一番、そんな中から何点か。 「マリイ・グルッペ夫人」 ヤコブセン 新潮文庫 美貌のマリイ・グルッペなる実在の女性の数奇な運命を描いた長編ですが 淡々と進行するストーリーのなかに、その場面、場面が鮮やかに描かれ何か 心に残る一冊です。 ヤコブセンでは他にも「ニイルス・リイネ」角川文庫もお勧めです。 「北の海」 シュトルム 弘文堂世界文庫 これは海に出て行った帰らぬ男を待ち続け一生を終わる女のものがたり。 陰鬱な北の港町の情景が悲しみとともに迫り来る名作です。 シュトルムは秋が一番似合う作家だとおもいます。 「失われた地平線」 ヒルトン 新潮文庫 映画にもなった、ジェームズ・ヒルトンの名作です。SFのようで今のSFのような 荒唐無稽なものでなく、現在でもありそうな素晴らしい冒険小説です。 ダ・ヴィンチでは入荷するとすぐに売れてしまいます。(ので現在在庫なし) だれか売ってくれー・・・ ヒルトンでは「鎧なき騎士」もお勧めです。 しばらく絶版だったのが、創元社から復刊されました。 ★ 次にミステリーの絶版から 「二輪馬車の秘密」 ファーガス・ヒューム 新潮文庫 そんなに大層なトリックがあるわけではないが実に重厚で文学的なミステリーです。 この作家のほかの作品がないのが残念。 ダ・ヴィンチでは二冊売れずにあったのがこの3日間で売れてしまいました。 皆さんよくごぞんじで ! ! 「過去の女」 J・シムノン 早川書房HPB これはおなじみのメグレものではありません。女でしくじる男の話。何か身につまされます。 シムノンはメグレ警視の出て来ない物の方が文学的な香りがあり面白いです。 シムノンもほとんど絶版が増え、忘れられようとしているのでしょうか? 「シカゴの事件記者」 J・ラティマー 創元社 過去にも現在にもこんなに笑えるミステリーがあったでしょうか? どこから見ても殺人犯人にされてしまう状況でいつまでたっても、疑われずかえっていらいらする主人公 とんでもないミステリーです。まじめなミステリーを期待する人には期待はずれ。 この作家も全て絶版です。面白いのが多いのに残念です。(本当は? 絶版で喜ぶ古本屋) お勧めしたい絶版文庫がいっぱいありますが、今日はこの辺で。 10月3日 近況 しばらく更新が出来ていませんでした。何故か? 阪神タイガースが優勝したから? それもあります。(今年の阪神強かったねぇー) だけど本当の理由は大量に本が入荷したからです。 神奈川の○○さん有難う ! !。神戸の××さん有難う ! !。 文庫本ばかりですが、1200冊程一度にお二人からお譲りいただきました。 得意のミステリーが半分以上で不得意な分野もありましたが、うれしい事にほとんど絶版文庫でした。 絶版が入荷すると、うれしいです。何故かというにお客様も探していらっしゃる方が多く、 ホームページで見つけてすごく喜んで頂けるからです。 '97年の「この文庫がすこい !」 でレア本として紹介されていた、J・フレーザーの「死利私欲」「人形懐胎」 私の好きなジョナサン・ラティマーも二冊、めったに見ない市民文庫もありました。 紫式部の検索登録はすませましたが、ホームページへの埋め込みは目下作業中です。 頑張りますので、ご期待下さい。 9月17日 初版本について 最近初版本、初版本とあまり騒がなくなりました。印刷の方法も変わり初版も重版も余り区別がなくなった せいもあるのでしょう。でも古い本の好きな古本屋の主人である私はやっぱり初版にこだわりたいです。 もちろん学術書などは版が後になるほど、新発見があったり、間違いが訂正されたりで、後版の方が 価値がありますし、文芸本でも装丁の変更などで3版の方が価値があるというものもあります。 でも文学本、古版本、一部の翻訳本や趣味の本ではやはり初版は初版の値打ちがあると思います。 ではなぜ初版がいいのか、私が独断でその理由を書きます。
たとえばヘレン・マクロイの創元社「幽霊の2/3」の再版本(再版はあったかなぁ?)かなにかを持っていて 自慢してるとある日「ああ、それなら僕はその本の初版を持ってるよ。」と言われると 「まけたー、ガクッ」となります。 そうならないためにも初版にこだわるのです。 まあ出版界もいろいろあって、初版がなくて再版から始まってる本や(昔その本が売れているように装う ため重版から始まっているものもあるらしいです)、初版と思って持っていると、 その何年か前にマイナーな出版社から同じ本が出ていたり、早川の初期のポケミスは版の 表記がないので出版日を知らなければ初版がどれかわかりません。 結構奥の深い世界です。 どちらにしても100年もたてば重版と比べたその価値は圧倒的に違うとおもいます。 そんなには生きられませんが! 9月8日 免許更新に行ってきました。 本日もう??歳の誕生日、ぎりぎりであわてて行ったら今は誕生日が過ぎても一月の余裕があるんですね。 まぁ警察も昔に比べると随分進化したと思います。 昔は写真を用意したり、時間ももっとかかったように思います。 いまは流れ作業で窓口も沢山あり、免許書もコンピーターで作るので、随分時間が短縮され 便利になったと思います。ただ窓口に座っているおばちゃん達がなんとなく場外馬券の売り場や 宝くじ売り場の おばちゃんに似ていました。(ごめんなさい) 9月5日 絶版文庫について考える 昭和58年のこと、岩男諄一郎さんの「絶版文庫発掘ノート・失われた名作を求めて」という 本が発行されました。文庫にもなりましたので、読まれた方も多いとおもいます。 この本を読んで、眼からウロコとはこのことです。今までの私の読書姿勢はなんと浅薄で、 成り行き任せの本選びだったのかと反省させられました。とことん内容のあるものへの追求、 読みたい本を徹底的に探し見つける情熱、そして本の内容への傾倒、これこそ本当の愛書家と 言えるのでしょう。 この本には絶版文庫の平均的な古書価格が書かれていますが、今では古書価は半分以下、あーァ 昔に戻りたい!!! 古い本が良くて、新しい本が悪いとは思いませんが、最近発行される本の薄っぺらで内容のない 本のいかに多いことか、新刊書書店では、外観ばかり豪華でけばけばしく、まったく内容の乏しい お粗末な本ばかりが前のほうに並んでいます。何か本までが消耗品ななったようなさびしさを 覚えます。もういい本は古本でしか、見つけられないのでしょうか?
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