8月12日  暑中お見舞い申し上げます。
毎日暑いですねぇ。先日海に行きました。神戸ではやっぱり須磨が一番、
ビキニギャルがわんさと泳ぎにきています。残念ながら大抵エスコートつきですが!
最近海岸では写真は厳禁です。女性にレンズを向けようものならすぐに警察が飛んできます。
注意しましょう。・・・
夕方に行ってビーチチェアーに座り、よーく冷えた缶ビール片手に良質のミステリーを読む。
これが最高のぜいたくです。皆さんも一度いかがですか。ダ・ヴィンチにはその良質のミステリーが
いっぱいあるそうです。



7月6日  七夕さまはやっぱり雨?
前回梅雨なのにさっぱり雨が降らずに夏が来たみたいと書きましたが、とんでもない、
ここのところ毎日雨でやっぱり梅雨はありました。
この時期の湿気は本にとっての最大の敵。一度湿気が本に入ると元にはもどらない
ダメージをうけます。又この適度な湿気が紙を食べる虫が大好きでこの時期に大活躍します。
庄司浅水さんの戦前の本に「書物の敵」と言う本があります。著名な愛書家のエピソードもまじえ
装丁の話から本を破壊する敵の話まで、いかに本を愛すべきかが書かれた、非常に内容のある
本ですが、その中に本を破壊する敵は湿気、火、害虫、紫外線、カビ、タバコの煙、等
なかでも最大の敵は人間だと書かれています。
もちろん人知れず本を破壊している人を止める訳にはいきませんが、愛書家たる者
今手元に持っている本は湿気やカビ、害虫から守り大切にしたいものです。



7月1日  梅雨が来なくて夏が来た?
毎日暑いです。表に出ると干乾しになりそう。戸外でお仕事されている方ご苦労さまです。
今回はちょっと趣向をかえて、古本屋のマーフィーの法則を!

*三冊ある本は一件も注文がないが、一冊しかない本は三人から注文がはいる。'

*見つからないからと断った本は必ず次の日に見つかる。              '

*いつも見かける本は探すとない。                           '

*探求書は見つけた頃には探していた人がいらなくなっている。            '

*掘り出し物にはあとで必ず蔵印や記名が見つかる。                 '

*値付けの間違いはたいてい安くつけている。                     '

*安くても売れない本は売れないが、高ければ売れる本でも売れない       '

書いてるとなんだかせつなくなるのでやめときます。皆さんにも面白い方則が見つかれば、
探求書コーナーからでも連絡ください。

6月18日  なんとかなんない? 迷惑メール
最近携帯電話にいわゆる迷惑メールはあまり入らなくなって喜んでいると、かわりにパソコンに迷惑メールが
入って困ってます。メールが入ったので注文か?と思って期待して開けてみると、デートのお誘いやら、
エロサイトの勧誘などで、がっかりすることもおおいです。それだけならまだしも、毎日ウイルス付メールが
ノートンで3通ばかりはじき出されています。そのつど送信者を禁止していますが、毎回違ったアドレスで
入ってきます。効果もないのによくあきないねぇ! どなたか撃退方があれば教えてください。
効果があればお礼に神戸名産のおいしいパンを進呈いたします。
話は変わりますがこんど目録の中に「今時の本」というカテゴリーを設けます。なぜなら!
まず最近の本は何が書いてあるのかさっぱり解らない(そう思いません? 年のせいですか?だからどの
ジャンルに入れていいのか解らない。小説でもなければ随筆でもない、雑誌のような顔をして雑誌じゃない、
写真集かと思うと詩集なのです。この間もホームページには載せてなかったのですが紫式部の
検索で「ダーリンは外国人」を注文頂きました。これも変な本でマンガか随筆かわからない。
漱石やヘッセで育った私にはさっぱりです。だけど需要はあるのよねぇ・・ 
と言うようなわけで訳のわからないジャンルができます。
よろしく!!



 5月13日  お久しぶりです。
ここしばらく出荷に追われていました。連休は人並みに少しゆっくりしました。
その間ミステリー、ガードナーのペリイ・メースンにハマッていました。(この安物の芸能人がよく使うハマッて
いるという言葉は大嫌いです。それはいつもバンカーにボールがハマッて苦労してるから?)話は戻りますが、
ペリー・メースン面白いです。まだテレビが白黒の時代金曜日のPM8時から一時間レイモンド・バー主演で
毎週放映していたのを私も楽しみに見ていました。今このシリーズを読むと当時の出演していた
秘書のデラ・探偵のポール・ドレイク・トラッグ警部・バーガー検事など俳優達が、そのまま頭の中で
活躍してくれます。思うにミステリー界にはポーなどのパイオニアを除き、四人の天才がいると思います。
それはA・クリスティー J・D・カー G・シムノンそれにこのE・S・ガードナーです。
もちろん面白いミステリーの書ける人はみんな天才ですが、特にこの4人はよくこれだけと、
思うほど幅広くかつ大量に書けるものだとと感心します。そしてどれを読んでも当たり外れなく面白い。
ガードナーのペリー・メイスンシリーズはテレビの水戸黄門のように安心して読んでいられます。
 もっとも読んだ後はストーリーも登場人物もすっかり忘れてしまいますが、ストレス解消にはピッタシです。
もちろん売り物の本は読んでませんのでご安心を。



3月25日  本の間の贈物
本をこうして沢山扱っていますと、本の間に挿まれた、色んなものが見つかります。
新刊案内、栞は勿論のこと、あと昔の映画の入場券、元の所有者のメモやどこかの案内状、
とくに古いきれいな栞など発見すると嬉しくなります。
当店では挿まれたものは出来るだけそのままにして販売しておりますが、
中にはどうしてもとっておきたいものもあります。私が発見した、貴重なものでは、
古い南極探検日誌から日露戦争の乃木大将の名刺がでてきました。
あと初期の早川ポケミスから、早川ポケミスの発刊案内、
これは江戸川乱歩、木々高太郎などそうそうたる人たちが推薦文を書いており
書誌学的にも貴重なものと思います。
昔古本屋さんが本の間からもとの所有者のへそくりを見つけたなどの話を聞いたことがありますが、
残念ながらまだそういったことには遭遇してません。
また最近そういった話もあまり聞かないのは、本が薄っぺらくなったせいでしょうか。
寂しいかぎりです。



3月22日 皆さん有難うございます。
当店はスーパー源氏の検索システムに登録させていただいてますが、
オープンそうそうから大変な反響を頂いています。有難うございます。
それにしても皆さんの本に対する知識には感心します。よく研究されていると思います。
古本屋の主人としては、もっと勉強しなくてはと、反省させられます。
探求書についても結構お問い合わせ頂いています。が
"ない本はない"というのが正直な 感想です。だけど求め続けていれば、
いつか必ず手にはいります。あせらずにチャンスを待つのが、本集めの極意だとおもいます。
こういう私も何年か思い続けて手に入れた本が何冊かあります。皆さんも頑張ってください。



 3月20日  いよいよ春です。
 やっとホームページ出来ました。もう大変、悪戦苦闘わからない言葉ばかり。
見る人が見たらなんと素人っぽいホームページと思うだろうな-。素人が作った  
のだから仕方ないか。本と一緒で要は中身だァ・・・(ちょっと強がり) まあそんな
事情でお眼に止まる本があれば幸せです。ドキドキしながらお待ちしています。
このたびのホームページの制作にあたり紫式部メンバー店の大先輩、
青木書店様、ジグソー・ハウス様のホームページをずいぶんと参考に
させて頂きました。この場をかり御礼申し上げます。ありがとうございました。

先日ジョン・ダニングの新作、"失われた書庫"を読みました、皆さんはもう読まれましたか?
"死の蔵書"とおなじ警察あがりの古本屋主人クリフ・ジェーンウェイが活躍するミステリーです。
本好きのミステリーファンにはたまらない一冊、おすすめです。
またこれを読むとアメリカでの古書業界が驚くほど日本のそれに似ていることに驚かされます。
但し古本ではありませんので目録にはのっていません、あしからず。



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